● 濃縮ゲルの調製
- 表ー2に従って濃縮ゲル溶液を調製します。
- 分離ゲルの調製-2 で重層した蒸留水を捨て、少量の濃縮ゲル溶液を注入して捨て、残った蒸留水を除去します。
- ゲルカセットの上端まで濃縮ゲル溶液を注入した後、気泡を封じ込めないよう注意しながらコームを挿入します。
- 約15分間放置して濃縮ゲルを重合させます。 ゲルカセットを少し傾けてみることによって濃縮ゲル 溶液の重合状態を知ることができます。
表ー2 | |||
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組成 | 4%濃縮ゲル溶液 | ||
30%アクリルアミド溶液 | 1.7 ml | ||
濃縮ゲル用緩衝液 | 3.1 ml | ||
SDS溶液 | 0.13 ml | ||
蒸留水 | 7.7 ml | ||
過硫酸アンモニウム(注-4) | 63 μl | ||
TEMED (注-4) | 13 μl |
● 電気泳動 (テフコの泳動槽 STC-808をご用意ください。)
カセットを泳動槽にセットする前に、エンプティーカセットの場合はコームを抜いてビニールテープを剥がします。
ガラスプレートの場合はコーム、クランプ及びシリコンゴムガスケットを取り外し、ガラスプレート底部の下部バッファー接触部にシリンジ等で下部 バッファー液を満たしておき、気泡が入るのを防止してください。